全国空港ビル協会「未来の空港絵画コンテスト」入賞作品
全国空港ビル協会の創立30周年の記念事業として、次世代を担う子供たちを対象に「未来の空港」をテーマにした絵画コンテストを開催致し、全国の協会加盟空港から優秀賞に選ばれた38点の作品の応募をいただきました。
事前審査及び本審査を経て、以下の皆様の入賞が決まりました。
主 催 | 一般社団法人 全国空港ビル協会 | |||||||||||||||||||
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テーマ | 「未来の空港」 | |||||||||||||||||||
審査結果 |
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優秀賞
準優秀賞
No.12
富山きときと空港
能島 叶弥(のじま かなみ)
小学2年生
<コメント>
どうぶつえんや、ゆう園ちがあるしぜんが、とてもすてきなばしょで、ロボットや、うちゅう人があんないしてくれます。
<審査委員長 コメント>
海に浮かんだ空港。動物や人、宇宙人、ロボットたちが生き生きと書き込まれた能島さんの作品。話し声や音楽までが聞こえてくるようです。画面を踊るように横切る滑走路の躍動感には驚かされます。大成功しました。
No.4
秋田空港
安達 岳美(あだち たけみ)
小学1年生
<コメント>
かまくらターミナルをとおってかんとうはっしゃだいへ。きりたんぽロケットがたひこうきで、もくてきちへひとっとび。なまはげとあきたいぬがおみおくりします。みらいのあきたくうこうはたのしいことがいっぱいです。
<審査委員長 コメント>
秋田名物のきりたんぽがロケットになりました。かまくらの横には雪だるま。大粒の雪が舞っています。色数を絞ったのがこの絵をより印象的にしています。地元のお祭りと空港を重ね合わせた郷土愛溢れる作品です。
特別賞 グッドアイデア賞
No.3
久米島空港
與座 愛唯(よざ めい)
小学1年生
<コメント>
わたしは、うみがだいすきです。
すいぞくかんをおもいだしてかめのくうこうや
にものひこうきにしました。
おきゃくさんをのせるくるまはかにばすです。
ひこうきのゆうどうはぺんぎんにしました。
No.8
新千歳空港
小野田 朝杜(おのだ あさと)
小学3年生
<コメント>
おなかが駐機場と駐車場で手足が走路になっている。
おなかのまん中は水が入っているので船も入れる。
車から船に変身したり、飛行機から船に変身できるのが入っている。
ロボットが空を飛んで移動。
空港が遠い人や、体が不自由で来られない人を迎えに行きます。
みんなが使える空港があるとうれしいです。
特別賞 色彩力賞
No.6
のと里山空港
川端 勇胤(かわばた ゆういん)
小学3年生
<コメント>
宇宙にある空港です。
ワープで未来や過去にいけます。ひこうきからたねがおちて森の空港ができます。
未来のひこうきではなん人でものれます。
ぼくはひこうきにのって未来にいって海でおよぎたいです。
特別賞 表現力賞
全国空港ビル協会「未来の空港絵画コンテスト」審査について
1.事前審査 12名の協会理事により38作品の中から11作品が選定されました。
2.本 審 査 事前審査により選ばれた11作品について本審査が行われました。
平成28年12月2日(金)東京国際空港第1旅客ターミナルビル ギャラクシーホール | ||||||||||||||||
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審査員 |
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審査概要 資料 子供たちが考える未来の空港 絵画コンテスト作品募集(PDF) |
未来の空港絵画コンテスト 審査委員長
アートディレクター
結城 昌子(ゆうき・まさこ)
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、エッセイスト。
アートとの新しいコミュニーションを提案する書籍を多数企画、構成、執筆。
1993年以降、子どものためのアートの絵本の企画、制作をきっかけに子どもとアートをつなぐ活動を開始。
「名画に挑戦」と銘打ったオリジナルのワークショップや講演、そのほか小中学生を対象とした各種コンクールの審査などを続けている。
主な出演番組:
日曜美術館 新日曜美術館
たけしの誰でもピカソ
NHK教育テレビ特別番組『あっちむいてピカソ』
フジテレビCS739『原寸美術館37V版』
NHK教育テレビ『美の壷』『ヒミツのちからんど』
NHKBS 「極上美の饗宴」
全国空港ビル協会 横田信秋会長の講評
この度、私ども全国空港ビル協会の創立30周年の記念事業として、次世代を担う子供たちを対象に「未来の空港」をテーマにした絵画コンテストを開催致し、協会に加盟する全国58の空港から優秀賞に選ばれた38点の作品について、本日、子供のためのアートのご専門で、子供を対象とした絵画コンクール審査のご経験が豊富な、結城昌子(ゆうき まさこ)先生にお越し頂き審査を頂きました。
応募作品は、お祭りや遊園地、動物園、水族館、海の中のような賑やかで楽しい空港、虹がかかったような夢のような空港や雲の上の大空にある空港、ロボットのような色んな仕組みのある空港、好きな時に好きな国へ行けるような、どこでもドアのような空港、など、大人には想像もできないような視点があって、どの作品も驚きの連続でした。
いずれも小学生らしい純粋な感覚と自由な発想で、創造力に富み、構図もしっかりしているものばかりで、今回は優秀賞、準優秀賞ほか賞を設けさせて頂きましたが、どの作品も素晴らしい出来栄えでした。
皆さんの希望と期待に添って、より楽しく快適に、また安全に、空港をご利用いただけるよう、私ども協会と全国の空港ターミナルビル会社共に尽力して参りたいと思います。
終わりに、このコンテストの実施に当たり、多大なご尽力を頂いた全国の空港ターミナルビル会社、さらに、応募頂きました父母の皆さま、小学校等の関係者の皆さま方に対し、心から感謝を申し上げます。
<コメント>
うちゅうみらいのくうこうには、すいぞくかん、どうぶつえん、ゆうえんちがあって、にじもみえて、モアイとうちゅうじんとロケットがみえて、くじらのひこうきからみずもでてきてなまでほしがみえて、とってもたのしいくうこうです。
<審査委員長 コメント>
鯨の飛行機がなんとも愛らしい宇宙未来空港。タラップから降り立ったのは作者の吉村さん自身かな? ライオンやカニ、宇宙人も見える。画面の下の方にはなぜかモアイ像。
過去と未来を繋ぐ空港は、見る者を思わず笑顔にしてしまう力をもっています。それを支えているのが、広がりのあるダイナミックな構図と色彩です。画面からはみ出す三色の帯が宇宙の広さを思わせ、鮮やかな色彩がわくわく感を伝えています。いい絵ができました。